今年で2年目となる「認知症サポーター養成講座」を6年児童を対象に行いました。かつて蔑称されていた痴呆(症)が見直され、現在では認知症として広くその用語は浸透していますが、まだまだ正しい認識がなされていないというのが現実です。
この度、川西町役場のご紹介により認知症介護指導者、髙橋明美氏(山形市)を講師に上記学習会を実施しました。
はじめに、特別養護老人ホーム万世園(米沢市)の皆さんによる寸劇を通して認知症とは何か、そのアウトラインを学びました。認知症は、患者本人にはその症状がわからず、家族や周囲の人々の温かい支えが必要であることを知りました。
後半は、寸劇を受けて髙橋先生のご講話お聞きしました。認知症は誰にでも起こりうる脳の病気。お年寄りが生きる希望や最後まで自分らしく生きるために、自分たちが為すべきことについて教えていただきましたが、子ども達は、「一番大切なことは認知症への正しい理解を深めること、そして温かく見守る優しさをしっかり醸成していくこと」と感じたようです。