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山形県川西町立吉島小学校 豊かな心を持ち 進んで学ぶ 心身ともにたくましい子ども

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申年(2016年)を迎えるにあたって ~2学期終業式より~

例年にない暖かい冬を迎えました。今こうして皆さん一人一人の顔を見渡しながら、全員元気に84日間の2学期を終えることができたこと、何より嬉しく思っています。

さて、いつもなら、皆さんの2学期の頑張りをこの場でお話していますが、そこはそれぞれの学級での振り返りにお願いし、今回は、もうすぐ迎える2016年。12の干支と申(さる)年の話をします。

まず初めに、干支について。 1,2年生は聞いたことがありますか?
『子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥』
12個あるので、これを「十二支」と言います。この12の干支は、もともと「月日」や「時間」、「方角」を表す言葉として大昔の中国でつくられました。今で言うカレンダーや時計の働きをしていたのです。

十二支の最初は「子」です。どんな漢字か知ってますか。ネズミだから「鼠」と思われがちですが、実は「子 ね」と書きます。
では、来年の干支「申」はどうでしょうか。「猿」ではなくて「申 さる」と書きます。

このように、今は十二支は動物に当てはめられていますが、大昔は動物とは全然関係ないもので、農作物の成長過程を12段階で表す言葉だったのです。
例えば、1番目の「子(し・こ))」は、「増える」という意味があり、これから子孫を増やそうとするタネを蒔く時期を表し、最後12番目の「亥 がい」は「とざす」という意味で、新たな生命がタネに閉じ込められて宿る時期という意味があるのです。


では、2016年、「申 さる」年には、どんな意味があるのでしょう。
実は、干支の十二支の「申 さる」の本当の 読み は、「しん」なのです!
「申 しん」という漢字には、「伸ばす」という意味があり、「草木が十分に伸びきった時期、実が熟した時期」という意味があるのです。
また、元々「雷」という意味があって、『神鳴り』から来ています。この神という字をよく見ると「申」という字が入っています。

また、「申さる」は「去る」にもつながり、「病が去る」「悪いことが去って幸運が来る」という意味で、幸せを運ぶ言葉として、人々の間に浸透していったようです。

最後に、『大昔の人は、なぜわざわざ「動物の名前」を干支の呼び名にしたのでしょう。』 それは、今から3,400年前の江戸時代に遡ります。普通の人はほとんど漢字が読めない人ばかりでしたので、誰でも覚えやすいように動物の名前を割り振って覚えやすくしたのだそうです。

さあ、今日のお話を3つにまとめます。 
◆一つ目。12の干支は,大昔の中国で生まれた言葉で、日時や方角を表す農作業を行う目安の言葉だった。
◆二つ目。十二支の動物は、文字が読めない江戸時代の庶民が覚えるために割り振られたもので、元々はネズミ、犬,羊などの動物とは全く関係がなかった。
◆三つ目。来年の干支である「申」という字は,「伸びる」という意味が元々の意味で、「自分」を含めた自然界のすべてのものが大きく成長できる、大きな幸せが期待できる年である。

 いよいよ明日から、15日間の「冬休み」となります。どうぞ、リズムある生活に心がけて、事故のない楽しい休みにしてください。
そして、2016年は、申年。樹木が大きく成長し、撓わ(たわわ)に実をつけるように、皆さん一人一人しっかり努力して、躍進の年となるよう願っています。

どうぞ、よいお年をお迎えください。